【完】幸せをくれたあなたに。





俺は、たまに休むことがまたあった。


そのため麻紀には、親のことを全て話した。



麻紀は

「そう……だったんだ。でも、辛い時私がずっといるからね……」


そう言って、俺のそばにいてくれた。




けど、それが間違いだった。


そのすぐ後に、出来事は起きた。




「それにしてもよ、三浦の奴案外よかったくね? 未だに忘れられねぇんだよな」

「ああ、それ俺も思った。またヤりてぇよな」


「まさか、藤乃たちが友だちじゃなかったなんてな」




………は?


人気のない移動教室の帰りのトイレ。


3人くらいだろうか、男が話していた。

俺は耳を疑った。


なんで、麻紀と琴の名前が……。


話していた内容を頭の中で、振り返ってみると、理解ができてきた。


どういう……ことだよ。


俺は、トイレの中に入り、その男たちに近づいた。


「今の、どういうことだよ」