「話って……?」
私は、藍那に話があると言って、屋上へ呼び出した。
「……私を、嫌いになって」
「え……」
「ごめん」
それだけ言って、目を合わせず教室に戻った。
私はまだ、藍那を信じきれていない。
なに1つ、藍那に話せない。
それに、麻紀のことだってある……。
もう誰かを巻き込みたくない。
だから、私を嫌いになって。
少しずつだけどね、藍那のこと考えてた。
少しずつだけど、藍那を信じたいと思ったよ。
だけど、私にはやっぱりだめみたい……。
ごめんね……。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…