10月下旬。
中間テストも終わり、テストの結果まで帰ってきた水曜。
部室に行く途中、昇降口でにっしーと偶然会った。
「にっしーのクラスもテスト結果返ってきた?」
「うん、そっちも?」
当然のようにテストの話題が出て、順位が書いてある紙を交換する。
「うおっ、13位!?
まじか......。実は頭良かったのか」
「ふっふっふっ......、今回は調子良かったみたい。
前回より20位も上がっちゃったよ」
私がにっしーの順位に目を通すより早く、にっしーが声を上げる。
そして、気持ち悪い薄ら笑いを浮かべながら、得意気にピースする私。
今回はちょっと自信あったんだよねー。
それに、ただでさえ野球部で帰りが遅くなることで、親に良く思われていないから。
勉強だけはやっとかないと、またぶつぶつ言われそうだし。
この調子だったら、来年は特進クラス入れそうだなあ、なんて。
さて、にっしーの順位は......。
中間テストも終わり、テストの結果まで帰ってきた水曜。
部室に行く途中、昇降口でにっしーと偶然会った。
「にっしーのクラスもテスト結果返ってきた?」
「うん、そっちも?」
当然のようにテストの話題が出て、順位が書いてある紙を交換する。
「うおっ、13位!?
まじか......。実は頭良かったのか」
「ふっふっふっ......、今回は調子良かったみたい。
前回より20位も上がっちゃったよ」
私がにっしーの順位に目を通すより早く、にっしーが声を上げる。
そして、気持ち悪い薄ら笑いを浮かべながら、得意気にピースする私。
今回はちょっと自信あったんだよねー。
それに、ただでさえ野球部で帰りが遅くなることで、親に良く思われていないから。
勉強だけはやっとかないと、またぶつぶつ言われそうだし。
この調子だったら、来年は特進クラス入れそうだなあ、なんて。
さて、にっしーの順位は......。