録画しておいたドラマを見ながら、それを食べていると、あまりにもいつも通りで、昼間倉庫で起こったことなど嘘のようだ。
ちょうどアップになった、今、人気の俳優が、あのうさぎさんに似ているな、とちょっと思った。
顔は結構好みだったが、それだけですぐ好きになるような歳でもない。
卯崎允か。
私が結婚したら、名前、うさぎの王様じゃん。
疲れたのか、一缶で酔いが回ったらしく、ピンクの座椅子で、うとうととする。
ロクでもない夢を見た。
会社の倉庫の奥。
ダンボールが階段状に積まれており、その上によく童話の挿絵で見るような、白いナミナミのフリルのようなものを首につけたうさぎが王冠をかぶり君臨していた。
そのうさぎの乗ったダンボールの山の前に、スーツ姿の卯崎允が立っていて、
「君、社長にお茶を」
と莉王に言う。
ちょうどアップになった、今、人気の俳優が、あのうさぎさんに似ているな、とちょっと思った。
顔は結構好みだったが、それだけですぐ好きになるような歳でもない。
卯崎允か。
私が結婚したら、名前、うさぎの王様じゃん。
疲れたのか、一缶で酔いが回ったらしく、ピンクの座椅子で、うとうととする。
ロクでもない夢を見た。
会社の倉庫の奥。
ダンボールが階段状に積まれており、その上によく童話の挿絵で見るような、白いナミナミのフリルのようなものを首につけたうさぎが王冠をかぶり君臨していた。
そのうさぎの乗ったダンボールの山の前に、スーツ姿の卯崎允が立っていて、
「君、社長にお茶を」
と莉王に言う。



