「お前、この後、行きたいところがあるんだろうが」
耳許で允が囁く。
近すぎ。
……近すぎるっ。
「このあと、行きたいところって何処?」
と莉王がすぐ後ろ、カウンターの向こうに居た忍が笑顔で訊いてくる。
「夕方からコンパに行きたいんだろ?
これが終われば、すぐに行けるぞ」
宿題が終われば、遊びに行けるぞ、くらいな感じで允は言う。
「い、いや、待って。
コンパに行きたいからって……」
コンパに行きたいからって、貴方とキスするのはおかしくないですかね?
っていうか、そもそも、そんなに行きたくないしっ、と思っている間に、允が唇を寄せてきた。
待った〜っ!
と思ったのだが、允は寸前で止めていた。
あれ?
そう思ったとき、及川たちの声がした。
「見えんぞ、忍っ!」
意図的にカメラからよく見えない位置に誘導してくれていたらしい允の配慮をわかっているのだろうに、忍は、
「はいはい」
と笑って、携帯をこちらに向けてくる。
耳許で允が囁く。
近すぎ。
……近すぎるっ。
「このあと、行きたいところって何処?」
と莉王がすぐ後ろ、カウンターの向こうに居た忍が笑顔で訊いてくる。
「夕方からコンパに行きたいんだろ?
これが終われば、すぐに行けるぞ」
宿題が終われば、遊びに行けるぞ、くらいな感じで允は言う。
「い、いや、待って。
コンパに行きたいからって……」
コンパに行きたいからって、貴方とキスするのはおかしくないですかね?
っていうか、そもそも、そんなに行きたくないしっ、と思っている間に、允が唇を寄せてきた。
待った〜っ!
と思ったのだが、允は寸前で止めていた。
あれ?
そう思ったとき、及川たちの声がした。
「見えんぞ、忍っ!」
意図的にカメラからよく見えない位置に誘導してくれていたらしい允の配慮をわかっているのだろうに、忍は、
「はいはい」
と笑って、携帯をこちらに向けてくる。



