裏口があるとおぼしき場所に、俯いたワンピース姿の髪の長い女が立っている。
顔はよく見えない。
どうもあまりよくない感じがしていた。
まあ、呑み屋というのは、何処もこんな風な霊が居るものだが。
地縛霊なのか。
この場所が気に入っているのか。
忍の店、或いは、忍に憑いているのか。
それとも、前にこの店をやっていた人に憑いていて、そのまま居るのか。
こうして見ているだけではわからない。
なんにも伝わってこないからだ。
允は私に寺の仕事を手伝って欲しいと言っていたが。
持ち込まれる霊的な仕事が自分にまともにこなせるとは思えないのだが。
そう思いながら、つい、女の居る場所を凝視していると、忍が叫び出す。
「ちょ、ちょっとちょっと、莉王ちゃんっ。
黙って、一点を見つめないでよ。
それ、口に出してるのと同じだよ」
あ、ああ、すみません、と莉王はすぐに謝った。
顔はよく見えない。
どうもあまりよくない感じがしていた。
まあ、呑み屋というのは、何処もこんな風な霊が居るものだが。
地縛霊なのか。
この場所が気に入っているのか。
忍の店、或いは、忍に憑いているのか。
それとも、前にこの店をやっていた人に憑いていて、そのまま居るのか。
こうして見ているだけではわからない。
なんにも伝わってこないからだ。
允は私に寺の仕事を手伝って欲しいと言っていたが。
持ち込まれる霊的な仕事が自分にまともにこなせるとは思えないのだが。
そう思いながら、つい、女の居る場所を凝視していると、忍が叫び出す。
「ちょ、ちょっとちょっと、莉王ちゃんっ。
黙って、一点を見つめないでよ。
それ、口に出してるのと同じだよ」
あ、ああ、すみません、と莉王はすぐに謝った。



