王様とうさぎさん

 えーいっ。
 うさぎめっ。

 自分の考えを沈ませる允を呪いながらも、できるだけ、ポジティブに考えようとした。

 きっと仕事が忙しいだけよ。

 そうよ。
 だいたい、ああいうタイプ、好みじゃないしっ。

 ……好みじゃないのに、振り回されるのも、逆に腹立つな。

 じゃなくてっ。

 より霊が密着してきた気配に、莉王は悲鳴を上げる。

 卯崎ーっ!!

 頭の中では、ダンボールの城に君臨したうざきの王様に、允があの大きな身体で這いつくばり、土下座していた。