王様とうさぎさん

「いや、別に順調ってわけじゃ」

 よく考えたら、特に障害もないが。

 お互いの感情以外には。

 まるで、見合いみたいだな、と思った。

 結婚までのレールは既に周りによって敷かれていて、後は本人たちの気持ちだけ、という感じが。

「うーん」
と唸った莉王は、

「莉王さん、もうマリッジブルーですか?」

 早いですよ、と多香子に言われた。