王様とうさぎさん

 開いたままの障子のところで、毛布を抱えた由莉子が笑っていた。

「若いって、微笑ましいわね」
と言う。

「允、今日は此処で一緒には寝られないからね」

 わかってるっ、と允は怒ったように出て行ってしまう。

「まあ、照れちゃって」
と笑う由莉子に、允さんもお母さんの前では形無しだな、と莉王は苦笑いして、見送った。