王様とうさぎさん

 そういえば、この人、照れないなんて、やっぱり、私のこと、好きじゃないのかな、と思った。

 いや、今、私が照れてるからって、卯崎さんを……允さんを好きってわけじゃないんだけど。

 うっっかり名字で呼んでしまわないよう、心の中でも、允さんと呼んでみたが。

 それだけでも、やっぱり、ちょっと恥ずかしい。

 朝の日差しが目に眩しく。

 何度も瞬きながら、莉王はそれぎり無言で、サンドイッチを食べ切った。