「あら、私には、すぐわかりましたよ」
そう言いながら、横を通って行ったのは、由莉子だった。
えっ? と男二人が振り向いたときには、由莉子はもう宴会部屋に入ってしまっていた。
なんなんだ、一体……と見送っていると、
「おう。
允ちゃん、此処におったのか。
呑もう呑もう」
と底なしの老人たちが地獄から這い出して来た餓鬼のようにわらわらと襖の向こうから湧き出してくる。
次に莉王が来るときは、ノンアルコールのを密かに買っておいてから、この老人たちと付き合おう、と思った。
自分が莉王を送っていけるように。
そう言いながら、横を通って行ったのは、由莉子だった。
えっ? と男二人が振り向いたときには、由莉子はもう宴会部屋に入ってしまっていた。
なんなんだ、一体……と見送っていると、
「おう。
允ちゃん、此処におったのか。
呑もう呑もう」
と底なしの老人たちが地獄から這い出して来た餓鬼のようにわらわらと襖の向こうから湧き出してくる。
次に莉王が来るときは、ノンアルコールのを密かに買っておいてから、この老人たちと付き合おう、と思った。
自分が莉王を送っていけるように。



