け、警戒心?
そんなの必要…?
っていうかそんなこと言われましても…
「でももう今度遊ぶ約束しちゃった」
「えっ!ウソッ!?もう?
はやっ!!」
「だって、うかうかしてたら他の子に取られちゃうかもしれないじゃん。
先輩モテるんだし」
そう、迷ってる時間なんてないの。
せっかくこのあたしにもチャンスが来たっていうのに、それを恥ずかしいだの遊びかもだの勘繰ってみすみす逃すわけにはいかないんだ。
イケメン相手にはライバルがたくさんいるんだもん。
だからここぞとばかりに少しでも先輩との距離を縮めておかなくちゃね。
「大丈夫〜それ?
カラオケとか連れ込まれて変な事されないようにね」
「何言ってんの!大丈夫だよ!
今井先輩そんなことしないもん」
「どうかな〜…プレイボーイだって噂だけど」