「どうしよう…あたし今井先輩の彼女になっちゃうかもしれない…」



頭にピンクのお花畑状態で、あたしは今日も特濃いちごミルクを飲む。



「アンタそれ、思い込み激しすぎじゃない?

ちょっと誘われたくらいで…」


「でもね、LINEも超マメに返ってくるし、話も合うんだよ!

好きな映画が似てたりして。これって運命じゃない!?」



あたしが目をキラキラさせながらそう言うと、絵里は呆れたように思いきりため息をついた。



「…あのね、だいたい初対面でデートしようなんて男ろくな奴じゃないから。

なんでそういうの本気にしちゃうかな?

もっと警戒心とかないわけ?美優は…」