どきっ……、
「俺がドキドキしてんの、聞こえる?」
少し恥ずかしそうにそう言いながらあたしをぎゅっと抱きしめるアユ。
あたしは耳をすませながら、背中にしっかりと手を回した。
「うん……聞こえる…。
よかった。アユでもドキドキするんだね」
「お前な…(笑)」
とか言いながらほんとはすごく嬉しい。
あたしだけじゃないんだって。
アユもあたしと同じくらいドキドキしてくれてるんだ。
「あたしも今、めちゃくちゃドキドキしてるよ」
そう答えたら、アユが耳元で囁いた。
「…じゃあもっとドキドキさせてやろっか?」



