アユはまた真っ赤になるあたしを見て、面白がるかのようにクスクス笑ってる。
だからあたしはちょっとムカっとしてアユの胸をビシバシ叩いた。
「痛ぇよ」
「アユがバカにするからじゃん!
なんかあたしだけドキドキしてるみたいでずるい!!」
そう、ずるいよ。
なに余裕ぶっこいちゃって!
いつもあたしばっかりキスするときドキドキしてるんだ。
アユはどうせ慣れてるからいいよね。
真由香とだっていっぱいキスしてたんでしょ?
…なんてまたちょっと真由香のことを思い出して余計に腹が立ってくる。
そしたらアユはあたしの手をガシッとつかまえた。
「…んなわけねーだろ」
そして自分の胸にあたしの手のひらをくっつける。
え…?



