【完】いいかげん俺を好きになれよ


「おつかれさまでーっす」



彼はスタスタと奥へ歩いてくる。



「(あーあーあーっ!!!先輩ッ、あれ…!!)」


「え、なに…ダレ……

あぁ…」



それを見てあたしが小声で叫びながら大興奮していると、そのイケメン男子にハルカ先輩が声をかけた。


…っ、もしかして知り合い!?



「あっれー、イマジュンじゃん。

なにやってんの一人で」


「おぉ、荒木か。

俺今からバイト。

ここでバイトしてんだよ」


「マジで…!?」



どうやらそのとおり、彼とハルカ先輩は知り合いみたいです。


しかもしかも、このイマジュンとか呼ばれてる男の人、

実はあたしも知ってるんです!



だってあの、いつか見た愛しのギタリスト…

今井先輩なんだもん…!


これはテンションMAXなんだけど…!!



「あれ?一緒にいんの誰?

うちの学年…じゃないよな」



ふと今井先輩があたしのほうをじっと見た。



「あーうん、うちの手芸部の後輩だよ。

可愛いでしょー?」



…えっ、ウソ!

やだやだ紹介されちゃった!!


どうしよう…



「マジか!えー可愛いじゃん。

名前なんていうの?」