【完】いいかげん俺を好きになれよ


すると店員さんは少し驚いた様子で、でもすぐにアユのことを呼びに行ってくれた。


いや、呼ばなくていいんだけどね別に…(笑)



「あーもうダメ、あたし絶対キレられるよ…」


「大丈夫だって。

店の売り上げに貢献してんじゃんうちら」


「それアユにはあんま関係ないから~」


「あるよー」



そんなこと二人でぼそぼそ話してたら、お待ちかねのアユ登場。



「……いらっしゃいませ。

って、お前何しに来たんだよ…」



…明らかに怒ってるんだけど。


いや、でも白シャツに腰から長い茶色のエプロン。

所々オレンジのラインが入っていて、オシャレな制服。


似合ってますよ。



「あ、どうもこんにちは~!

手芸部副部長の荒木(あらき)でーす♡」


「どうも…」


「えと…ほら先輩とお茶みたいな?

アハハ…」


「あっそ…」



いや、お客さんに「あっそ」ってなによ「あっそ」って…


思いきり不機嫌そうな顔で席まで案内してくれた。



「ご注文は…?」