【完】いいかげん俺を好きになれよ


「…あ…あはは!やだ〜久しぶり!!

元気だった??

まさかアッくんと美優が知り合いだったとはビックリ!あたしたち従姉妹なんだよ〜!

もしかして二人付き合ってるの?きゃーっ♡」



だけど真由香は即座に重たい空気を察知したのか、思いきり笑顔で冷やかしはじめた。


アユの肩をバシバシ叩きながらニヤニヤと。


アユもかなり動揺してる…。



「…っ、従姉妹って……マジかよ…」


「そうだよ!ビックリでしょー?」



だけどやっぱりそこは元カレ元カノ同士なのか、気まずいながらも仲は良さげで。



「聞いてねーよ…。

てか、お前なんでここにいんだよ」


「彼氏とデートでぇす♡トイレでバッタリ!」


「…あっそ(笑)」



あたしはそんな二人を見て、さらに言葉を失う。


だってなんか…


あたしの知らないアユと真由香がそこにいて。



それは例えもうとっくに終わった関係だったとしても、やっぱり気心の知れた感じで…


とてもおだやかな気持ちではいられなかった。



なんだろう…


胸が痛い。


ズキズキと……



嫌だ……。


なんかもう、逃げ出したい。