【完】いいかげん俺を好きになれよ


アユの目をまっすぐ見つめる。


いきなりそんなこと聞いたもんでアユは驚いた顔してたけど。



「…は?どこって……」



「だって…あたしアユみたいに頭良くないし、美人でもないし、色気もないし、すっごいフツーじゃん?

そんなあたしのどこがいいのかなーって…。

アユなんてモテるから女の子選び放題なのにさぁ(笑)」



我ながらちょっと自虐的な気はしたけど、考えてみればすごく不思議で。


アユはあたしには正直もったいないくらいイイ男だと思う。


だからどうしてなのかなって。


どうして、あたしのどこを、アユは好きになってくれたんだろう。


聞いてみたいよ。



するとアユは少し考えてから、静かに口を開いた。



「…居心地…いいから」


「え…」


「お前といるのが一番居心地いいからだろ」



……どきん…