二人っきりかぁ…なんて思いながらアユの部屋へ。
絵里が変なこと言うからちょっとだけ意識してしまった…。
だけど別にいつも通りにしてればいいよね。
勉強教えてもらうだけなんだしさ。
アユの部屋は相変わらずサッパリしてて片付いてて、あまり余計なものがなかった。
あると言えばベースとギターが一本ずつ立ってるのと、棚に大量のCDと本がずらっと並んでるくらい。
本をたくさん読んじゃうあたり、あたしとは違うなぁって思う。
あたしなんて本とかマンガくらいしか読まないし(笑)
部屋の真ん中にあるテーブルに二人向かい合って座ると、さっそく勉強道具を広げた。
数学の教科書に問題集、見ただけでため息が出る。
「えっとじゃあ…よろしくお願いします…」
おとなしく正座してとりあえず頭を下げてみた。
するとアユが
なぜか立ち上がって…
「つーかなんでお前そっち座んの?」



