【完】いいかげん俺を好きになれよ


そして…


〝俺が絶対赤点取らせねーから″


との言葉どおり、あたしはこのテスト期間毎日アユに数学を教えてもらうことになった。


アユはあたしと違って毎回学年10位以内に入ってる秀才なので(文武両道ってやつ)。


だから今日の放課後はアユの家に行く予定…。



「ふふふ…歩斗って意外と独占欲強いんだね〜。

っていうかわかりやすくて可愛いんだけど(笑)」


「えっ?独占欲!?//」



絵里はニヤニヤしっぱなしで、なんだかとても楽しそう。



「だから〜、美優が他の男に勉強教わるのが嫌なんでしょ?独占欲丸出しじゃん。

今までだって仕方ないような顔しながら、ホントは美優に勉強教えて〜って頼られるの嬉しかったんだよ。

歩斗はハッキリ口に出さないだけで、美優にベタ惚れだから。

よかったねー愛されてて♡」



こんなことばっかり言うんだ。


いやいや、あたしだってアユがだんだんあからさまな態度取るようになったのは気づいてるけど…

だからってそういうこと言われるとやっぱりなんか恥ずかしい。



冷やかされるのって慣れてないんだ。本当に。


こんなにくすぐったいものだとは思わなかったよ…