___Hate you.~ピリオドは君が~



少しで、あたしは大人になれなかった。


高校生はもう、大人なんだって思ってたけど、全然そんな事なかった。



「・・・・・・っく」



ごしごし、と目を擦りながら小さく呟く。



「なんで、嫌いになれないのよ・・・・・・っ」



少し気温の下がった、街灯と住宅から漏れる光だけが道路を照らしている通学路を、車が音を立てて走り去る。


その時の風を一身に受け、ふっと目を細めた。



『・・・・・・実穂』



耳にこびり付いて離れない、彼の高くも無い低くも無い声。



泣いてなんて、ない。


明日は土曜日。どうせ、誰にも会わないんだから、目が腫れても分かんないだろう。




『__hate you.』end.