「そんな……。」 「悪りぃな。んじゃそれだけだから。」 それだけ言うと海斗はさっさと帰ろうとした。 「待って海斗!ちゃんと説明してよ!」 「お前に話すことなんてねーよ。」 ………どうして? 昨日までこんなことなかったのに。 急に冷たくされても頭がついていかないよ………。 気がつくと海斗はもういなかった。 すると目の前がぼんやりしてきて熱いものがこみ上げてきた。 捨てられちゃった……。 そう思うと止まらなかった。 もう止められなかった。