「おっ、俺を巻き込むな!」




ムスッとしながらそういう赤松は涙目。



喧嘩とかそういうのは苦手らしい。


まぁ、名前に赤があるからって髪色を赤にしちまうほどの単純野郎だからな。




チャラいくせに純粋で単純だからおもしろい、この男は。




本当、柊とは正反対だ。




「赤松、おまえは帰れ。これからおまえみたいな純粋野郎には見せれないことをするからな。」




手をポキポキと鳴らすと赤松は青ざめる。