わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【後編】〜




「………や、やったね、芽衣…。
なんかよくわかんないけど、おめでとう!」


「う、うん…ありがと…」



しどろもどろになりながら、静かにトンとハイタッチをする。


二人とも口角は上がっているけど、恐らく目は笑ってない。


……というか、まだあんまり状況が読み込めてない。


確かさっき…『残りの人がクリアするまで頑張って生き残ってね』って言ってたよね?


じゃあ、クリアしてもまだ襲われる危険はあるわけかな。


『あの子』がどこに行ったのかはわからないけど、警戒はした方がいいよね。



「うーん、とりあえずここのぬいぐるみだけ探しちゃおっか…?

じっとしててもどうしようもないよね…ってすぐそこにあったよ…」


話ながら配膳室内を見回すと、言葉が終わらないうちに落ちているぬいぐるみを見付けた。


あれ…さっき悠人くん…『この子』と3人で来たとき、こんな近くにあったっけ?


それに…………なんか、破けてない?



「芽衣、これもう中身ないみたいだよ?」


「え……。
さっき来たときはなかったはずだから…さっきと今の間に誰かここに来たの?」


「さあ…?」



空っぽのぬいぐるみを見つめて、頭を回してみる。