わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【後編】〜






「ん…?シャーペン?」


後ろから前に調べていこうと一番後ろの席を照らすと、机の中にシャーペンを見付けた。


無意識にそれに手を伸ばす。


青を貴重とした男の子っぽいシャーペンだけど、ピンクの小さいストラップを見れば女の子の持ち物っぽくも見える。


なんだか…可愛い。


………そういえば、私と望絵のカバンが無い。


放送で呼び出されて教室に置きっぱなしで行ったはずなんだけどなぁ…。


思い返せば、机の中に何もないなんて変なはなしだ。


数人は机の中に教科書を置いていったりしていたし、下駄箱にもスリッパはなかった。


やっぱり…ここは呪いの中なんだ…。


シャーペンを握りしめたまま、私はぬいぐるみ探しを再開した。


最後の机まで調べ、教卓も調べた。


「………ぬいぐるみは…?
ないじゃん………」


紙に書かれた『教室 020403』。


どういうこと…?


今までは下駄箱以外隠す気すらなかったのに…今さら隠してきたってわけ?


ほかに出席番号使う場所なんてあった?