「んー…そうだなぁ…。
確か教室ってあったよね?
020403だから…2年生の教室……」
「ダメじゃねーか…3階には『あの子』がいる」
でももう2階と1階に調べる場所はないし…。
ここでじっとしてても「『あの子』がいなくなりました」なんて教えてくれるものもない。
もしかしたら今はもういないかもしれないし。
そう思った私はさっそく悠人くんの横を抜けて扉へ向かった。
「………行こう。音をたてなければ大丈夫でしょ?」
「………確かにそうだが…。
自分から危険に突っ込むなんて馬鹿げてるだろ」
「でも―――」
行かなきゃ何も始まらないよ。
そう言おうと悠人くんを振り向いた私は、あることに気が付いた。
バツが悪そうに目をそらす悠人くんの手が、微かに震えている。
普通に話も出来てるからあまり気にしてなかったけど、やっぱり怖いんだ…。
私…というか人の前だから平気なように振る舞ってただけで。



