わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【後編】〜




「………ってことはあれか?
『この子』自体は危害を加えてくるわけじゃないってことか?」

「まぁ…多分そうだよね。
『この子』に騙されないように合言葉を決めるってのも良いかも」

「あぁ、確かに!
例えば…『何?』って聞いたら用件の前に『人間』って答えるとか?」

「ぷっ、何それ!
良いかもしれないけど、それを成り済ました『この子』に教えちゃったら意味無いね」

「………あー……ダメか」


なんで咄嗟に思い付いた例えが『何?』のあとに『人間』って答える、なんだろう。


面白くてこんな状況でも笑えるなんて逆にすごいよ。


悠人くんって面白いなぁ。


歩が一緒にいたがるのもわかるかもしれない。


毒舌なんて、だれが言ったんだか。


「なあ」

「ん?何?」

「人間。で、次どこいくんだよ」

「っ、あははっ…!」


早速使ってるし!


これで悠人くんだけは見分けがつくかもしれないから、良いんだけどね。


いちいち笑ってたら身が持たないかも。