わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【後編】〜



「ちょっと待ってよ佐久間ちゃん!
私たち、何をすればいいの!?」


桜ちゃんがヒステリックに叫ぶ。


スピーカーは…答えない。


「と、とりあえず放送室だ!
犯人は放送室にいるはずだろう!?」


まだ佐久間の存在を認めていないであろう先生は、放送室のある方へどすどすと歩いていった。


「違う…放送室なんかにいるわけねぇよ…


あれは絶対佐久間だ…!」

「まぁまぁ…とりあえずは先生についていこうよ」


頭を抱える悠人くんを支え、励ますように言う歩だけど…心なしか、声が震えている。


二人は先生の後についていった。


「………桜。私たちもいくわよ。


これが悪戯か本物か、確認する必要があるわ」

「う、うん…」


さらに、朱里さんと桜ちゃんが後に続く。


「………どうする?
あたしたちも行く?芽衣…」

「…………まぁ…それ以外やることもないし…行くしかないよね。

あの、狛くんは…」