「………そう。」 提灯街→∞ そう書かれた乗車券を握らせられる。 「∞ってなに?」 「行き先が特に決まってないってことだ。」 「……変なの」 周りを見ると、私達以外誰もいない。 「だれも、いないね。」 「当たり前だ。 お前のような異世界の住人など、 1000年に一度来るか来ないかだ。 それとも、お前の世界では異世界人がたくさん行き来しているのか?」 「…ううん。 じゃあ、なんでこの駅があるの?」