檻の中の国

「……………悪かった…………。」


「…!!……どうして…?……螢が謝ることじゃ…」



螢は私の頬を手のひらで包んだ。


「…お前はずっと酷い目に遭ってきたのに…


…………奴隷商に売ったり……


……"殺す"だの何だのと…………。」



「………


…ありがと……。


……でもね…?


…もう…私…気にしてないよ………


………貴方は…本当は…


……とても……やさしいひとだから…」


私は螢の手をそっと撫でた。