私の涙を拭う彼のて手は暖かった。 夢じゃなくなった。 「好きだよ、レイラ。 僕と一緒に来てくれないか」 「喜んで…っ」 私も大好きです。 初めて会ったあの日から。 ずっとずっと大好きでした。 小さなピンク色のハートのネックレスが、揺れる。 …貴方が好きと言ってくれた私は本当の私。 彼は私をあの時と同じように抱きしめて、 キスをして、また私の、大好きな笑顔を向けた。 end