真っ暗な世界






「今のうちに移動しておこうか」


「移動?」


「フェンスの向こうに。その方が楽だと思うから」


「そうだね」



フェンスをよじ登って、私達はフェンスの向こう側へ。




さすがに怖いと思った。


下を見れば、地面が遥か遠くに見える。





「眠気がくるまで、ゆっくり待ってよう」



真くんに背中をさすられ、私達はその場に座った。