「これから死ぬ人間が、何で些細な事を気にするの?何も気にする必要はないよ。それに僕は簡単に引いたりするような人間じゃないから」 そう話す彼の体のいたる所には痣や傷跡があった。 ジッと見ない方がいい。 そう思って、すぐ視線を逸らした。 「……僕の体、汚いよね」 「そ、そんな事はっ……」 「フォローはいいよ。この痣は殴られたりした時のもので。切り傷は自分で……」 「わ、わかったから!!すぐに脱ぐから……」 これ以上、聞いてられなくて。 私は慌てて服を脱いで生まれたままの姿になった。