私って……何でいつもこうなんだろう? どこへ行っても邪魔者扱い。 ここに……。 この世界にはもう、私の居場所なんかどこにも……。 「お嬢さん」 立ち上がらずに俯いてると、上から声がして、目の前に手が差し出された。