真っ暗な世界






自分の無能さに吐き気がする。


いっその事消えてしまいたい。




9時までのバイトを終えて、家に帰った。



玄関で靴を脱いで、明かりの漏れるリビングの前を通った時だった。





「……あいつは?」


「バイトだけど、多分もうすぐ帰ってくるわね……」



両親が2人で話をしていた。


お父さん、今日は帰ってくるの早いな……。




さっさと部屋に行こう……。


リビングの前を通り過ぎようとした時。






「本当に勝手だよな」


お父さんの言い放たれた言葉に、何故か足を止めた。