鏡の中の女も力は強かったけど、ここでは蒼の方が強かった。
少しずつ私の身体は鏡の外に出されていく。
蒼に頼ってばかりではいられないと思い、私も女の手を引き剥がそうと頑張った。
すると、少し力が弱くなった。
その隙をついて、蒼は私を思い切り引っ張った。
そして、やっと私は鏡から出ることができた。
だけど、女も私についてきていた。
ありえないくらい腕が伸びている。
「香織、逃げるぞ!!ここはもう、危険だ!」
そう言うと、蒼は私の手を掴み、走り出した。
トイレを出ようとしたとき、あの腕に捕まれたけど、私はすぐに振り払った。
そのおかげで撒くことができた。

