呪ワレタ廃校

やっと全員が揃った。

悠祐は蒼と優に任せるとして、私は美術室を調べることにした。


美術室に入ると、キャンパスが置いてある。

そのキャンパスには、絵と言うよりは、ただたくさんの記号が書かれているようにしか見えなかった。

でも、これは絶対に何かある。

私はそう確信した。

そして、そのキャンパスの後ろに、像が置かれている。

人の形をしているから、とても不気味に見える。


「香織、もう行こう。」
恵がそう言って、像に触った。

すると、首がぐるんと一回転した。


私は不思議に思い、何度も首を動かしてみた。

首は、左右に回った。


でも、何も起こらない。

私は軽くその像を揺すった。

すると、「カラン」と何かが転がる音が聞こえた。

絶対に何か入ってる。

でも、取り方がわからない。

たぶん、この頭をどこかの向きに回したら、首が取れて、中のものが取れるという仕掛けだろう。


「何だよこれ。」

蒼が聞いてきた。

「たぶん、首を決まった向きに回したら、この首がとれて、中のものが取れると思うの。」

「そっか…。でも、向きがわからないな…。」

「そう!だから、どうしよう…。」

「強引に取るとかは?」

「いいね!」

「いや、よくないから!」

せっかくいい方法が見つかったのに、恵が止めた。



どこがよくないのかな…。

「取る方法があるなら、その方法で取ろうよ。」

「でも、時は一刻を争うよ?」

「だからって…。」

「まあ、とりあえずやってみよう!」

「なんで香織はこんなに元気なの…」

恵が何か言ったような気がしたけど、無視しとこう。