呪ワレタ廃校

美術室も、すでに鍵は開いていた。

中には色んな絵や像があった。


すると、その絵などに紛れて、何か足があった。

「きゃあああ!か、香織ぃ!!あ、あれ!」
「まって恵!あれ、悠祐だよ!」

私はすぐに近寄った。

そこには、足を怪我した悠祐が倒れていた。

「悠祐!!大丈夫か!」

蒼もすぐに駆け寄った。

「うう…。足が…。」

太ももからすごい量の血が流れている。

私は、リュックの中にハンカチがあることを思いだし、すぐにそれで出血を抑えた。


「何があったの?!」
「女が…、女の霊が…!」
「どういう意味?!」

だけど、悠祐はそれ以上何も言わなかった。

しばらく傷を抑えていると、だんだん出血が治まってきた。

でも、その反面、悠祐はどんどん衰弱していく。

出血は止まり、傷口もハンカチで抑えているのに…。


なんで…?


「おい、悠祐。立てるか?」
「なんとか。」

蒼と優が悠祐に肩をかして、立たせた。

でも、悠祐の足は覚束ない。