人形ストーリー




…だれ?



素直にそれしか思い浮かばなかった



そして、私の聞こえないはずの声は
彼女には聞こえていて



「私は…うーん…そうねー
さら…そう読んでちょうだい」



そういった彼女は




なんだか寂しそうに




だけど、嬉しそうな




曖昧な笑顔でそう言った