身体だけの関係でもいいだなんて、強がって。 あたしの首筋を優しく撫でる手は、こんなにも温かいのに。 「…本当に、良かったねって思ってる?」 「…なんで?」 思ってるわけ、ない。 そのまま上手くいかなくなって、別れちゃえばいいのにって。 そうしたら涼は、身体だけじゃなく心もあたしのものになるかもしれないのにって。 嫌な女だということくらい、自分が一番よく分かっている。