深呼吸してからチラリ空を見た。 今日の空は、見てるだけで幸せだって思うのに心臓がバクバクする。 『香月さん、好きな人いるの?』 お昼休み、友達と話していると同級生に呼び出され屋上で告白されていた。 『えっと...』 制服の襟辺りから赤いパーカーが出ていて腰から見える白いベルト。 柔らかそうな髪に一緒に歩いていたらダレもが振り替えりそうなぐらい。 『ごめんなさい。今はダレとも付き合う気なくて。あ~でも凄くカッコいいと思います、だから...ごめんなさい!』