「え、あっと...あの女の子って昼間、琉花がぶつかった人だよね?でダレ?」


「婚約者なんだって」

「こ、婚約者!?」


「もう、何が何だか分からないから帰るの!」


美神君を見つめる清香ちゃんの手を引っ張り歩いて行こうとしたところで美神君に呼び止められた!


「る~後で説明するから」


聞きたくないし見たくもないけど見ちゃうし


美神君にべったり付いて離れない女の子の顔を見るとイライラする。


「気にしないで、また今度」


ニコッと微笑んでみた。


引きつってるかもしれないけど、今、私にできる精一杯なのです。