呼ばれた方に振り向くと、おでこに手を当てられ


「熱まだあるな」そう言って隣に座り頬に指が触れ目をギュッと閉じてから息を吸った。


「だ、大丈夫だから」


頬に触れた手を離そうとしたら手を引っ張られ自分の体が支えられなくて



そのまま美神君の上に馬乗り状態!?


「ご、ごめんね」


急いで退こうとしたら後頭部を抑えられ抱きしめられた。


「お前ってドジだな」


美神君の声が聞こえるはずなのに自分の心臓の音がドキドキしてうるさい。



お願い、鳴りやんで。


目をギュッと閉じ息を止めると、なお更ドキドキしてきた。