だから何もしないで後悔してほしくない。


「清香ちゃん、本当にそれでいいの?もしかしたら違うかもしれないよ?」


手をグッと掴み真剣に清香ちゃんを見つめた。


「ほんとはね、明日告白しようと思ったの。だけど...告白する前に黒崎君のあんな姿見たら出来ない」


「それって怖いからでしょ?」


「る~もういいだろ、清香がそう言ってるんだムリに言わせるな」


だって悔しんだもん。


美神君に向けていた視線を清香ちゃんに向け


そのまま体育館にいる黒崎君を探すとバスケのボールが、こっちに転がってきた。