月華〜自分ノ気持チヲ隠ス少年〜


「……怒らないようにする。」

「おしゃべりに夢中になっている 黒羽君、類題17を前に来て 解いてください。」

将喜は、何も言わず 何も音を立てずに前に行って 黒板にスラスラと答えを書くと 帰ってきた。

「……正解、よくできました。」

と先生に言われてる将喜は 無表情。

何考えてるんだろうね。

しばらくすると、ルーズリーフに何かを書き始めたから……多分 僕のトレーニングメニューを書いているんだ。

そんなに 真面目に書くものなの⁇

人のトレーニングメニューとか、書いたことないけどさ。

やっと書き終わった、と思ったら 丁度 チャイムが鳴った。

授業が終わって嬉しい。