月華〜素直ニナレナイ少女〜


「誰、話しかけないで。」

こんな奇妙な格好をしている人と知り合いだなんて、思われたくない。

咄嗟にそう思った私は 理亜に冷たい言葉をかけた。

理亜は悲しそうな顔をするだけだった。

50メートル走でも障害物走でも、リレーでも1位を取った私は 頑張りを褒めてもらえるだろう そう思って 応援に来てくれていたお父さんに駆け寄った。