「なぁ、アクア……お前 お嬢様のことが好きなんだろう⁇」 11月にもなると、そろそろ寒くなってくる。 執事塔の廊下は 暖房が効いているから、あまり 感じないけれど。 「好きではありませんが、どうしてですか⁇ お嬢様は、仕事だから お世話をしている……それだけの関係です。」 「んなら、これはどういうことか説明してくれ。」 『お嬢様、急に抱きついてきて……どうなさいましたか⁇』 ……お嬢様が逃げ出された日だ。 どうして、録音できているんだ⁇ 「まぁ、ここは良いとして……問題はこれ。」