本当に、どうかしてるんじゃないの? ってくらい優しい子なんだ。 安心しきって寝ている千秋ちゃん。 この子をこれ以上傷つけちゃダメだ。 さっきの、僕たちに海龍の元姫だとバレたときの笑顔は もう限界に近い顔だった。 これ以上傷つけたら、千秋ちゃんは本当に壊れてしまう。 だから、 「守ろう。僕たちで。千秋ちゃんを。」 これ以上、傷つけさせないために。 「そうだな。」 大好きな君を。