(side 來人)


麗羽が、眠そうにしてたから
俺の膝を貸してやった。


直ぐに深い眠りについた…みてぇーだ。
染めてんのに
サラサラな、麗羽の髪。




起きないように、



---------------触っていると







優「…相変わらずだね~」
……優がニヤって笑いながら俺に言ってきた。


うぜぇーー
…………優、うぜえーー



他の奴らもニヤりと笑いながら
見てくる。






來「……視線、…うぜぇーから…」


麗羽が起きねぇーように、小声で
あいつ等に言った。


洸「…んな、大切そーにしてんなら
付き合えばいーじゃねぇーかよ…、」
優「…はぁ〜、洸…わかってないねー」
拓「…あぁ。」


翔,洸「「…?なんでだ?」」



----------------大切そうに、か…。
確かに、洸の言った通り



俺は、麗羽を『大切』にしている。
壊れねぇーように…




---------------俺を、好きになってほしい。
身体を重ねてる時は、
『…來人、好き』って言ってくれんだ……



だがな…。
------------別に、元カレ…蓮って奴の事は
吹っ切れたらしーんだけど




多分、恋愛に臆病に
…………なっちまってんだろーな。